飲食店開業予定者必見!
福山市でスムーズに開業するためのステップ
おさらいです。
ステップ1:ビジョンを明確にする
ステップ2:立地選び
ステップ3:事業計画を立てる
ステップ4:許認可の取得
ステップ5:開業準備
ステップ6:オープン後の運営
今回は、
ステップ4「許認可の取得」を深掘りしていきます。
ステップ4:許認可の取得
飲食店を開業するには、
営業に必要な許認可を取得することが不可欠です。
適切な手続きを行わないと営業ができないだけでなく、
場合によっては罰則の対象となることもあります。
福山市で飲食店を開業する場合に必要な許認可や
その具体的な手順を詳しく解説します。
1. 食品衛生責任者の資格を取得する
飲食店を営業するためには、
店舗ごとに「食品衛生責任者」を配置する必要があります。
資格を持っていない場合は、
所定の講習会を受講して取得します。
- 取得方法
広島県食品衛生協会が主催する講習会を受講します。
1日の受講で取得可能です。費用は数千円程度で、
修了後に「食品衛生責任者」の資格証が交付されます。
- ポイント
資格取得後、店舗に掲示する必要があります。
2. 営業許可を申請する
飲食店の営業には、保健所から「飲食店営業許可」を取得することが必要です。
福山市内では、福山市保健所に申請を行います。
- 手順
1. 開業予定地の保健所で事前相談を行い、
施設の図面や設備計画を確認してもらう。
2. 必要書類(申請書、店舗の図面、施設の使用権を示す書類など)を準備。
3. 保健所の職員が実地検査を行い、
基準を満たしていれば許可が下ります。
- 費用
申請料は2万円前後。
地域や業態によって異なるため、事前に確認しましょう。 - ポイント
店舗設備が食品衛生法に基づく基準を満たしていることが条件です。
例えば、洗浄設備や換気設備の設置が求められます。
3. 防火管理者の選任
飲食店では「防火管理者」の選任が必要になる場合があります。
特に客席が30人以上の店舗では義務付けられています。
- 取得方法
広島県内の消防署で講習を受けることで資格を取得可能です。
講習は2日間で行われ、費用は数千円程度です。 - ポイント
資格取得後、消防署へ防火管理者選任届を提出します。
4. 風俗営業許可が必要な場合
営業時間が深夜0時以降に及ぶ居酒屋やバーの場合、
追加で「深夜酒類提供飲食店営業届出」が必要です。
また、カラオケやダンスを提供する店舗では
「風俗営業許可」が必要になる場合もあります。
- 手続きの流れ
警察署の生活安全課に相談し、必要な申請書類を提出します。
事前相談をすることでスムーズに手続きを進められます。
5. 税務署や市役所での手続き
営業許可とは別に、以下の手続きも必要です。
- 開業届の提出
税務署に「個人事業の開業届出書」を提出します。 - 飲食店の名称登録
必要に応じて商号登録を検討します。 - 住民税・事業税の申告
市役所で事業開始に関する手続きを行います。
まとめ
許認可の取得は、飲食店開業における基盤作りの重要なステップです。
各種手続きには一定の期間がかかるため、
余裕を持って計画を立てましょう。
福山市保健所や消防署、警察署などの関係機関に
事前相談を行うことで、スムーズに進められます。
***** つづくかも *****